免疫力“免疫細胞”

法貴でございます。

最近私目は、知る人ぞ知る、隠れたお店(人物)のような存在になっているのだと自覚致しております。

多くの方にコメント(只今3000件程)頂いておりますが、正直申し上げて一切見ておりません。先程偶然目に着いたコメントだけ確認しますと「感謝します」とある方からコメントがありました。此方こそありがとう。私もあなたに感謝します。

猛威を振るう新型コロナウイルス。皆様も手洗いとうがいを徹底し、健康にご留意ください。また眼からもウイルスは侵入するので眼を触らないようにお気をつけくださいませ。

さて、新型コロナウイルスに関わらず風邪やウイルスにおいて免疫力を高めることは重要です。そこでざっくりと免疫力について何かお役に立てればと思い記載します。

免疫細胞

全血液の60%は血漿成分、内90%は水分、7%はタンパク質(アルブミン等)3%その他。残り40%は血球成分、内99%は赤血球、1%は白血球・血小板である。
今回は白血球である免疫細胞に着目する。血液構成を見てみると、白血球には顆粒球(好酸球・好中球・好塩基球)と単球(マクロファージ)とリンパ球(Tリンパ球・Bリンパ球・NK細胞)がある。
Tリンパ球はサプレッサーTリンパ球・キラーTリンパ球・メモリーTリンパ球・ヘルパーTリンパ球に分類される。
抗原(異物)が侵入した時、単球(マクロファージ)が感知してヘルパーTリンパ球に提示、司令官であるヘルパーTリンパ球はTh1により指令、キラーTリンパ球は抗原(異物)を攻撃する。更に、Th2によりBリンパ球は肥満細胞に抗体を付け、抗原(異物)を待ち受ける。抗原(異物)が結合することで、肥満細胞からヒスタミンなどの化学物質を放出する。血管を刺激、それがアレルギー反応や痒みの原因である(好塩基球もヒスタミンを放出)。
Bリンパ球・Tリンパ球が活性化し過ぎるのは問題であり、自己免疫疾患とは自らの身体を免疫細胞が過剰に攻撃するのである。反対に、Bリンパ球が活性化し過ぎると、それだけ抗体を肥満細胞に付けることになりアレルギー反応を引き起こし易くなる。つまりは免疫細胞はバランスが大切である。白血球の生成される場所は骨髄であり、腸骨など骨の中で生成。多能性幹細胞→リンパ系幹細胞からT・Bリンパ球にそれぞれ分類される。Tリンパ球は胸腺で訓練され、鍛えられてそれぞれのリンパ球へと成熟する。Bリンパ球は脾臓で成熟される。脾臓に繋がる門脈から肝臓に障害があると、脾臓にある本来の機能を損なう場合がある。骨髄・肝臓・脾臓の障害は免疫細胞の生成は困難になるといえる。
そして何より、成熟された免疫細胞は6~7割が腸に集中する。つまりは腸が機能していることが大前提であり、腸内環境を整えることが免疫細胞を整えると推測できる。免疫細胞と善玉菌は相互関係にあり、善玉菌はいわば免疫細胞のトレーニング者である。オリゴ糖は善玉菌の材料であり、不溶性食物繊維は腸内環境の掃除、水溶性食物繊維は添加物などの身体に不要な有害物質を排除してくれる。それにより抗原(異物)を身体の外側ではなく、内側から排除できる。
続きます、免疫細胞の道はリンパ管であり、免疫細胞は腸(パイエル板)だけでなくリンパ節にも集中している。成熟された免疫細胞が腸に届かなくては本来の機能は果たせなくなる。つまりは腸内とリンパ管を相互に見ていく必要がある。血液・リンパ液に入る血漿成分の90%は水分、7%はタンパク質、血球成分も水・タンパク質を原料。当然のことだが、これらの身体を構成する要素が不足したらばアスリートのパフォーマンスや健康を最大限に発揮出来るとは言い難い。
ここで矛盾点がある。先に述べた通り自己免疫疾患とは自分の免疫機能が自分自身を攻撃してしまうことである。本来人間には副腎皮質ホルモン(糖質コルチコイド・鉱質コルチコイド)が備わっているが、自己免疫疾患に副腎皮質ステロイドが有効である(世間一般)。何故なら、免疫抑制作用があるからだ。そうすることで免疫機能を抑制させることが出来るからである。しかしそれは免疫力(抵抗力)を低下、易感染を意味する。そうなると腸内で免疫力を高めるどころか、身体内部から侵入したウィルス・細菌に対抗出来なくなり(他にも胃酸などがあるが今回は除く)、腸内細菌のバランス乱れ、腸内に集中する免疫機能が本来の役割を果たせなくなると推測出来る。つまりは、免疫を抑制していながらバランスを維持しなくてはならないのに、身体の土台である腸内免疫が機能を果たせなくなる。
そうなってくると、免疫機能が自分自身を攻撃するという考えではなく、自分自身の身体にある“問題”に原因があるのではないかと考える。すなわち、血液や腸内にある身体に不要な細菌や有害物質や化学物質などが免疫機能を異常にさせている根本的な原因なのではと考える。結論として、腸内(腸内細菌叢)を整えることで免疫力を維持・向上の期待ができる。またここには記載していないが、血液の質(クオリティ)を整えることも相乗して行ってください。(法貴理論)

皆様の健康と安全を祈願致します。

これは個人的な見解ですので、治癒・治療を保証するものではありません。また病名を確定・診断するものでもありません。

色気ソムリエ 代表 法貴 博光

LINEで送る
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です