筋肉(骨格筋)とは筋繊維の集合体です。細かく分けると筋束(筋肉の束)は筋周膜に被われていて、筋束は筋繊維が集まってできてます。その筋繊維も筋原繊維の集合体で構成されてます。
筋肉(筋繊維)はタンパク質(アミノ酸)を原料とし、筋繊維は微小の筋原繊維であるサルコメアの集合体で構成されます。サルコメアは筋フィラメント(2種類の収縮性タンパク質)から構成されてます。筋肉を収縮(運動)させることで、2種類の収縮性タンパク質同士が規則正しく重なり合うことで筋収縮が行われます。
筋収縮を行うには神経伝達物質から伝わったカルシウムイオンやナトリウムイオンの発生が必要不可欠です。(カルシウムイオンにより神経伝達物質を放出すると記載されている文献・書籍もあります。)
つまり筋収縮をより早く強くさせるには筋肉・脳の神経伝達物質が深く関わってきます。
神経系は情報や刺激を運ぶニューロン(神経細胞)が繋がっていて、これをシナプスといいます。そのシナプス終末からアセチルコリンなどの神経伝達物質が分泌され、次のニューロン(神経細胞)がこの神経伝達物質を受け取って刺激を活動電位として伝えます。
神経伝達物質には運動神経のアセチルコリン、交感神経のノルアドレナリン、脳内伝達物質のセロトニンやドーパミンなどがあります。
ポイントは、神経伝達物質が正しく分泌・作動されていないとパフォーマンスは向上しないということです❗
言い換えれば、神経伝達物質が不足すると強くならないということです。
神経伝達って何?
例えば、目の前に突然飛んで来たボールにすぐ反応できるかどうか、野球やサッカーなど球技系なら大切ですね。
走るときであれば、頭の中では脚を素早く動かすことはできますが、身体がついて行かないこともありますね。
何で思ったように身体を動かせないんだろ?って思った経験はあるはずです。
その他に、記憶や考えるのも神経伝達物質は使われています。
即ち、どの競技にも共通してパフォーマンスを高めるための鍵は神経伝達を良くすることが大切になります。
じゃあどうすれば良いの❗❓❗❓
そう、タンパク質(アミノ酸)とミネラルです。
タンパク質もアミノ酸も『筋肉を付けるため』に必要ですが、それ以上に大切なのは『神経伝達を良くするため』にタンパク質やアミノ酸を摂取する必要があるということです❗
神経伝達物質が何を原料に何から構成されているのかということです。
頭がボーっとしてやる気を出したい。頭の回転を良くしたい。脚が速くなりたい。キーパーでボールの反応を良くしたい。などなど…。
その近道は、筋肉+神経伝達。
そのために正しい食×栄養を取り入れていきましょう❗❗
色気ソムリエ 代表 兼 色気のある日本を作ろう会 会長
法貴 博光(Hiromitsu Hoki)